モッシュやダイブが建前ではなく本気で禁止されるようになってから、パンクロックの楽しみ方は一変してしまった。ツービートの早いリズムの曲でも、オーディエンスは何もできず、ただ突っ立っているだけになった。
パンクロッカーたちにとって、ライブでモッシュができないのは死活問題であるが、唯一生き残る道がある。それが「スカパンク」である。
裏打ちのスカリズムを使ったパンクロックであれば、モッシュをしなくてもスカダンを踊ることで楽しむことができる。スカやレゲエを取り入れたバンドたちは今もなおフェスや対バン相手として引っ張りだこである。
ストレートなメロコアパンクロック一本でやってきたバンドたちには申し訳ないが、これからライブキッズの興味はスカパンクバンドへと向かっていくだろう。だってその方がライブが楽しいんだもん。
というわけで、今年は夏フェスも開催されそうだし、みんなでスカダン踊ろうぜ!