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なぜ海外ではヒップホップが人気で日本ではロックが人気なのか

May 27, 2020

Spotifyで「グローバルチャート50」ってやつを聴いていると、ほぼ全ての楽曲がトラックメイキングされていて、楽器の生演奏の曲がほとんどないんですよ。

トラックメイキングというのは、パソコンで作られたいわゆる打ち込みってやつです。てか、打ち込みって言えばいいんだけど、かっこいいからトラックメイキングにしてみた。

楽器を演奏してるのは、マルーン5くらいでしょうか。あとはヒップホップやラテンミュージック、R&Bばかり。

日本の音楽を聴くと、アイドルやアニソンなどのトラックメイキングはあるものの、ロックバンドも多いです。

今ならヒゲダンとかキングヌーとか、あいみょんもロックではないですが、楽器弾いてますよね。

外国人が「君はロックなんて聴かない」と思ってしまったのはなぜなのか、僕なりの意見を書かせてもらおうと思います。細かいデータは用意してないので、あくまで推測です。

トラックメイキングが流行るまでの歴史

ロック全盛期からヒップホップ時代に変わるまでの歴史を想像で書いてみました。

信憑性は薄いので娯楽のつもりでお読みください。

1.先進国での比率は変わってなかった

アメリカやイギリスなどの英語圏先進国では、ロックも聴いていたし、ヒップホップも聴いていたはずである。 昔から変わったことは特になかった。

数年前にSpotifyが出てきて、世界が大きく変わったのである。

2.英語圏途上国民に音楽が浸透

SpotifyやYoutubeによって、途上国民でも気軽に音楽が聞けるようになった。

これまでライブ活動で生活していたバンドたちは、海外遠征するお金がなく、Spotifyで音源を配信することしかできなくなる。

音源だと自分たちも持ち味が出せないため、歌詞やBGMが優秀なトラックメイカーたちが市場を独占したのだ。

3.音楽なんて1人でできるじゃん

そもそもバンド活動は3人〜5人くらいの仲間が集まって、それぞれが健康でやる気もある状態を保たないといけない。

トラックメイキングなら1人でいつでもできるし、ドラムだって、ベースだってシンセだって出せるじゃん。

バンドいらないじゃん。利益独り占めしたいし。 みたいな感情が芽生え始める。

4.ライブめんどくさくね?

ライブ活動をするのは大変だし、途上国ではチケット代を安くしないと売れない。

日本なら1万円で売れるのに、フィリピンだと3000円でも売れないなんてことも。

「じゃあ、途上国の人は音源とライブ配信だけでよくね?」

と思い始める。

ロックバンドは怒りに満ちているが、トラックメイキングたちの言っていることは正しい。

Spotifyの収益だけでは限界があるし、途上国へのライブは赤字だ。

しかも収益は4分割。 これじゃやっていけないよ。

5.先進国も人気に引っ張られる

先進国ではロックも人気だったし、ライブも大盛況だった。

しかしSpotifyでは、ヒップホップが独占し始めている。 途上国の人たちがヒップホップしか聴かないから順位が押し上がっているのだ。

「へぇ〜ヒップホップが人気ならそっち聞こうかな」

当然先進国の人たちもそう思うはずである。

人間は好きな曲を聴くのではなく、みんなが好きな曲を好きになるのである。

ジャニーズが本当はかっこよくなくても、国民的アイドルなのである。

6.こうしてヒップホップブームが到来した

ロックが落ちたのはクオリティではない。

ロックだって進化を続けて、クオリティは高くなっているし、ライブは盛り上がる。

問題は途上国の人たちへのアプローチが弱いことなのだ。

テクノロジーを使って効率よく稼ぐならヒップホップが一番だし、そうして稼ぐことでさらにミュージックビデオの質は上がり、ライブパフォーマンスもすごくなる。

富める者が富むのは資本主義社会における必然なのである。

日本ではロックが人気な理由

さて、こうなると、日本でロックが人気の理由がわかる人もいるのではないでしょうか。

そうです、日本語は世界に広がっていかないからです。

日本でロックが流行り続ける理由について解説してみますね。

1.日本が狭いから

日本でライブ活動を行えば、全国民にライブを通して音楽を届けることができるんですね。

北海道から沖縄まで47都道府県ツアーだってできます。

ロックバンドは持ち味であるライブをフルに使うことができるんです。

チケット代も少々高くても売れるんです。

日本が狭くて、所得が高いからライブ活動をするにはうってつけなんですよね。

2.Spotifyに進出する必要がない

日本語の歌をSpotifyやYoutubeで世界に発信しても聴いてもらえるのは日本人だけです。

だったらCD販売でもいいじゃないですか。

Amazonで頼めば、長くても1週間で音楽が聴けるようになるんですから。

メルカリで安く買ったり、ツタヤで借りたり、日本という狭い世界で音楽を聴くならインターネットはなくても平気なんですよね。

ただ、僕はSpotify賛成派なので、日本のアーティストもSpotifyに進出してもらいたいと思ってますが。。

3.日本人のほとんどが英語できない

英語圏でヒップホップが流行ってるなら日本だって流行るんじゃない?

人気があるものが好きなのは日本人だって同じでしょ?

確かに、ある程度は日本でもヒップホップブームは来ています。

しかし、そこまで大きな火がつかないのは、日本人は英語ができないからなんですよね。

ヒップホップなんて特に歌詞のライムを楽しむ音楽じゃないですか。

言葉遊びを楽しむためには、言葉がわからないといけませんから、その魅力が日本人には伝わりにくいのかもしれません。

ロックは歌詞がわからなくても、リズムで楽しむことができます。

クラブで楽しむEDMも同じです。

だからロックフェスやEDMフェスは盛り上がるのに、ヒップホップフェスは日本ではいまいちなんですよね。

今後の日本はどうなるのか

世界が英語で包まれ、テクノロジーでつながっていくとしても、日本の土地の狭さや英語普及率を考えると、ヒップホップが広がるとは考えにくいです。

むしろVRの登場などで、ライブシーンがより活発になり、ライブを主戦場としているロックやアイドルがこのまま日本の音楽業界を引っ張っていくと思っています。

この記事の内容は僕の想像の世界なので、1つの考え方だと思ってもらえればいいな。


Written by Kenjiパンクロックやレゲエが好きです。

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